- かせい
- I
かせい【下姓】⇒ げしょう(下姓)IIかせい【仮声】(1)つくり声。(2)裏声。 ファルセット。IIIかせい【仮性】病因は違うが, 性質や症状が真性に似ていること。 また, そういう病名の上に付けていう語。IVかせい【加勢】(1)力を貸して助けること。 また, 助ける人。 助太刀。
「負けている方に~する」
(2)援軍を送ること。 また, 援軍。Vかせい【化性】昆虫が一年間に何回か世代を繰り返す性質。 遺伝形質によって定まっており, 年に一回だけの一化性, 二世代を重ねるものを二化性, 三世代以上繰り返すものは多化性という。VIかせい【化成】(1)化合して他の物質になること。(2)よい方にあらためること。VII「天下を~する/百一新論(周)」
かせい【化政】年号の文化・文政を合わせて呼んだ語。VIIIかせい【化生】(1)形を変えて生まれること。(2)ある特定の器官に分化した生物の組織・細胞が再生や病理的変化に伴って著しく異なった形に変化すること。 赤星病にかかったナシの葉での海綿組織から柵(サク)状組織への変化など。 変質形成。IXかせい【和声】⇒ わせい(和声)Xかせい【家世】代々の家柄。 家系。XIかせい【家勢】家のいきおい。 家の勢力。XII「~の衰え」
かせい【家声】家の評判・名誉。 家名。XIII「此より~を興す可き当主はまだ年若にて/不如帰(蘆花)」
かせい【家政】家をおさめること。 特に, 日常の家庭生活を処理してゆく方法。XIVかせい【歌声】うたごえ。XVかせい【歌聖】歌の道で, 最もすぐれた人。 歌のひじり。XVI「~柿本人麻呂」
かせい【河清】いつも濁っている黄河の水の澄むこと。 実現する当てのない望みのたとえ。~を俟(マ)つ〔左氏伝(襄公八年)〕⇒ 百年河清を俟つXVIIかせい【河西】中国, 甘粛(カンシユク)省の黄河以西の地域の呼称。 シルクロードの東端をなす東西交通の要地で, 古来, 漢民族と遊牧民族の争奪の焦点であった。 河西廻廊(カイロウ)。XVIIIかせい【火勢】火の燃えるいきおい。XIX「~が衰える」
かせい【火成】マグマの活動で生成する意。XXかせい【火星】〔Mars〕太陽系の第四惑星。 地球の軌道のすぐ外側に軌道をもつ。 赤く見えるので, 西洋では軍神マルスにたとえられ, 日本では「災星(ワザワイボシ)」「炎星(ホノオボシ)」などといわれる。 中国名は熒惑(ケイコク)。 公転周期1.88年。 自転周期は約二四時間三七分。 赤道半径3397キロメートル。 質量は地球の〇・一〇七倍。 二つの衛星をもつ。 冬になると大きくなる極冠が知られている。 また, クレーターや, 過去に水の浸食を受けたように見える大峡谷なども発見された。XXIかせい【苛性】皮膚やその他の動物組織に激しく作用し, 腐食させる性質。XXIIかせい【苛政】苛酷な政治。 虐政。~は虎よりも猛(タケ)し〔礼記(檀弓下)「苛政猛於虎也」〕苛酷な政治の害は, 虎の害よりもひどい。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.